別注で、馴染みのお得意先から、この柄で…という事で縫製させていただきました。
これも、実は随分お待ちいただきました。
申し訳無いです…。
(こんな事ばっかり書いてますね。)
当方の場合、同じ柄を長く大切に使い続けているので、初めての柄って、とても新鮮ですね〜。
これはアンティークバニラという色なので、落ち着いた感じですが、
この柄の名前は、「バレンシア」
なんです。
他の配色を見ると、ああ〜、そうかな〜という感じもします。
実は私。
昔々、スペインのバレンシアに行った事がありまして…。
この柄名を聞いて、何だか懐かしい気分になってしまいました。
あれは、バルセロナオリンピックが開催された年の1月でした。
乗換の為だけに立ち寄ったバルセロナ空港も改装中で、着々と五輪の準備をしていましたね。
夜、国内線でバルセロナからバレンシアに向かい、着陸する時に飛行機の窓から見たバレンシアの夜景がとても素晴らしかったのを、今も覚えています。
隣に座っていたスペイン人がタバコをくれたのも…。私は代わりに彼にマイルドセブンをあげました。身振り手振りで、交換したのです。
到着したら、早速タクシーから、そして滞在中、どこに行っても、英語が全く通じず、英語ペラペラでも(私ではなく、同行者の方です。(笑))何の役にも立たず、とにかく珍道中でした。
もう行く事もないでしょうね〜。
せっかくだからと、どこに行ってもパエリアを食べてました。
そんな事を思い出させてくれた、バレンシア柄。
このアンティークバニラは、別注製作分に少しだけ余裕をもって生地を多めに仕入れましたので、試しに定番スタイルの無地組み合わせを作ってみようかな〜と考えています。
後日、商品を作った際は、また報告させていただきます。